投資に必要なお金の準備をする
投資を始めるために必要なお金の準備は難しくありません。多くの方は 管理する→貯める→増やす の順に進めていくと確実に資金の用意ができます。
収支を管理する
自身に対するお金の流れは、「かせぐ」で入ってくるお金と「つかう」で出ていくお金の2通りしかありません。
投資を始める前に「かせぐ」が「つかう」より多い状態、要するに自分のお金が増える状態にしましょう。
「かせぐ」>「つかう」 となることが必須です。というかこれができていないと生活そのものが破綻します。
もし今 「かせぐ」=「つかう」 のように貯金が増えない状態であったり、 「かせぐ」<「つかう」 のように貯金を切り崩して生活している状態であれば、まずは生活を見直す必要があります。
仕事をがんばって給料を上げる・仕事を増やして副収入を得る、のような方法で「かせぐ」を増やすか、不要な支出を減らす・生活レベルを下げる、のような方法で「つかう」を抑えるか、どちらか一方というより両方見直し、貯金が増える状態にしましょう。
毎月、毎年といった単位で継続的に貯金が増える状態になれば次のステップです。
必要なお金を貯める
長期投資をやる場合は数十年という長い期間にわたって一定額を毎月(もしくは毎日、毎週)積み立てていく必要があります。
つまり、日常の生活にお金が足りなくなったという理由で積み立てるお金が不足することは避ける必要があります。
日常の生活で貯金が順調に増えようになったら、当面の間の突発的な出費も貯金でカバーできるように(=投資に回せるお金が足りなくなることがなくなるように)、ある程度のまとまったお金を貯めましょう。
突発的な支出というのは、例えば自身の結婚や車・家の購入のように、日常の生活で定期的に発生することはないけれども必要となるタイミングはある程度見越せるものだったり、自身の友人知人の冠婚葬祭や家具家電の故障による買い替えのように、タイミングは読めないけども必要となる出費だったりを含みます。
どれくらい貯めればよいかはその人の人生次第なので、人によってさまざまですが、向こう2,3年に起きそうなイベントは貯金でカバーできる程度を貯めておくと心理的に安心できてよいかと。
あと、目的もなく貯金を増やすのは結構大変だったりしますので、「〇年で〇〇〇万円貯める」という目標を最初に決めて、それを達成するために必要な毎月の貯蓄額に落とし込み、計画的に実践していく、という進め方をするといいです。
お金を増やす
目標額の貯金ができた方はお疲れさまでした。ここまでで投資を始める準備はできています。
今まではお金の流れは「かせぐ」と「つかう」の2つだけで、「かせぐ」から「つかう」を引いて余ったお金を全額貯金してましたが、この流れに一つ「ふやす」を追加して、余ったお金のうち一定の金額を投資に回しましょう。
このとき、余ったお金を全額投資に回してしまうと、この先の突発的な支出に対応できなくなる可能性があるので、貯金も増えつつ投資も増える、というようにバランスをとれるように配分しましょう。
自身が20代30代で、仮に投資に失敗したとしてもやり直しがきく若さのうちは、投資に多めに配分しある程度のリスクをとってリターンを狙うのもアリですし、逆に50代60代で将来に必要な資金もわりと見通しが立っていて積極的に増やすより資金の確保を優先したいのであれば、貯金に多めに配分するというのもアリです。
自身のライフプランにあわせた増やし方になるように配分しましょう。
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