長期投資のポートフォリオの王道とは

長期投資で持つべき資産とは何でしょうか。


投資した結果は未来にならないと確定しないので、これから投資するタイミングで最適な投資先を確実に選択できるというわけではありませんが、ある程度正解に近いだろう、というものはあります。


下の図は、日本の年金を運用しているGPIFの2020年度のポートフォリオです。(図はGPIFから引用)






GPIFが運用している金額は160兆円で、世界最大の機関投資家です。

国内株式、国内債券、外国株式、外国債券をそれぞれ 25% ずつ、という割合で、以下のようなリターンになるとのこと。

  • リターン:4%
    • 運用利回りから名目賃金上昇率を引いた実質リターンは 1.7%
  • リスク:12.32%


このGPIFの資産配分は長期投資の王道中の王道ですので、資産配分をどうしていいか悩んでいる方は、とりあえず「国内株式、国内債券、外国株式、外国債券をそれぞれ 25% ずつ」で始めてみるといいのではないでしょうか。


投資をやっていく中でもう少しリスクを多くとってもいいからリターンを増やしたい、といった自分の方針が見えてきたら株式の割合を増やしてみるなど、この基本配分をベースにしつつアレンジを加えてみるとよいと思います。


GPIFのポートフォリオで興味深いのは、投資対象として不動産(REIT)や金は、その他資産とひとまとめにされて資産全体の 5% までにする、とされていることですね。

長期にわたって安定的に増やすという目的の場合、不動産や金ではなく株や債券を主体にしろ、ということだと思います。



ちなみに、わたしが10年ほど前に確定拠出年金を始めた時に、ポートフォリオで悩んでいくつかの書籍やWebの情報を調べましたが、当時も長期投資の王道の資産配分も現在のGPIFのポートフォリオと同じものでした。

結局このポートフォリオをベースにしつつ、
 株式:債券=6:4、外国:国内=6:4
というようにアレンジしたもので運用していて、10年間の年平均利回りは 5% 程度で運用できています。


資産配分で悩んでいる方はご参考にどうぞ。




★★★資産運用記事のまとめ★★★:長期投資のすゝめ



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