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それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】12 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 12巻 完全版12巻は、「ハートウェアガール」(LAST WAVE)です。 感想から言ってしまえば、内容的には満足でした。シリーズの最初から「宇宙」と「時間」のネタを織り交ぜて話が作られていましたが、最終巻に至るまでに極大まで風呂敷を広げていって、11,12巻でちゃんと折りたたんだという印象です。10年前にこのシリーズを読んでいた方は最終巻も納得できるんじゃないでしょうか。読んで損はないと思います。 と、ここまでが総論で、以下雑感。 満足はしてますが理解が及ばなかった点もあります。洋子とテミスのヨーコのやりとりがあるんですが、結局テミスのヨーコとは何者なのかというのはイマイチわからずでした。まあ今の私の知的水準で理解不能な高度な何か、という理解をしておけばおおよそ間違ってない気がします(笑) ラストバトルについては、11巻であったカルダシェフの説明でtype2の30世紀人類がtype3に属するであろう何かと対等にバトれるというのには若干無理を感じましたが。バトル自体はなかなか熱かったんでノリと勢いでなんとかしたということで。 オールドタイマーに絡む出来事は"いつの"オールドタイマーがやってたのかは一回読んだだけでは整理しきれませんでしたが、ゼンガー視点で今までのWAVEを確認すれば分かるんだろうなぁ〜、もう一回読みなおしてみるかなぁ〜、気が向けば。といった感じです。 あ、最終巻の刊行が遅れたのをネタとして織り交ぜてくるのにはしてやられました。このネタを入れるために10年寝かしたんだとしたら作者は相当の策士ですね(笑) さて、文庫版を初めて手にとってから20年かかってやっと完結まで読み終わりました。話にちょいちょい差し込まれる時事ネタが今の時代の人にはさっぱりわからんだろうという最大のネックを除けば、今最初から読んでも面白いしもうちょいヒットしててもおかしくない作品だと思います。あとがきで作者が続編というか番外編を出すのを示唆していますが、今までの流れでいくと刊行されるのは10年後とか20年後ですかね、期待して待ちましょう(笑) ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモ...

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】11 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 11巻 完全版11巻は、「オールドタイマーの時間」(WAVE:13)です。 10年以上前に文庫版で最終巻のタイトルは「オールドタイマーの時間」と「ハートウェアガール」になると予告されてました。このタイトルからどんな話になるだろうと色々妄想したものです、オールドタイマー視点からの話を挟んでハートウェアガールで全面対決→大団円とかとか。ま、妄想した内容はカスリもしてませんでしたが。 本巻で一番輝いてたのはフリーガーでしょうね。そういえば物語序盤で洋子のライバルとして登場するもその後たいして戦闘することもなく、いい艦もらってダンディライオンを追っ払ってこれから活躍すると思いきやすぐ盗まれ、その後は軟禁状態でしたからね。今までの鬱憤を晴らすという感じで暴れてました。 ゼンガーの爺さんも今までの虎視眈々と手を回すやり方からなりふり構わず計画を進める感じに変わってきましたね。本巻の最後で「ようやく『オールドタイマーの時間』が動きだす」と締めたのは渋くていい味だしてます。 本巻でほとんど見せ場がなかった洋子も含めて、上の2人が最終巻でどうなるのか楽しみです。 - 追伸 - 個人的にはアロイスのSR-88と同型機にはもっと活躍して欲しかったですが残念な終わり方でした。もう復活しないですよね、リヴァイアサンあるし。ローゼスストームはもっと使い道があったと思うんだよなぁ〜。 ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ヤマモト・ヨーコ 完全版11 ヤマモト・ヨーコ 完全版12

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】10 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 10巻 完全版10巻は文庫版の「純白のディスティニー」(WAVE:12)と「君たちの知らないいくつかの出来事」(WAVE:0)と新作短編(WAVE UNKNOWN:9)となっています。 WAVE:12ではとうとう銀河系を飛び出してオールドタイマーに会いに行く、ってとこまできました。物語最初の頃はてっきりTERRA&NESS対オールドタイマーという構図になるのかと思ってましたが、TERRA内は連合の長官と経済界の総裁が足並み揃ってないし、NESSは元老院派が改革派を統率できてないままだし、noyssは謎のままだし。結局人類として統一がとれた状態でオールドタイマーに相対するんではなく、各々の目的のためにオールドタイマーと対峙する、という形になりそうですね。まぁ確かに後者の方が現実味があります。 あ、そうだ、前巻のoptで出てきた平地人は短編のみの一発屋かと思いきや、これからのNESSの動向を左右しそうなことしてましたね。「小さな姫様の話とかいる?」なんて前回書いてしまいましたが、この巻の話に繋げるための前振りだったんですね。失礼しました。 WAVE:0は洋子が初めてTA-29に乗ったときの話を中心とした主人公チームと新ライバルチームとその他諸々の人達がそれぞれ洋子と出会う前のお話。ラスト前の主要登場人物総決算という感じです。 洋子が持っていった写真というのは、6巻のEXTENDEDで挿絵で描かれてたやつなんでしょうね。いや〜、あの話からWAVE:0に繋げますか、いい演出ですね。挿絵繋がりで言うと、WAVE:0の御堂ちゃんの挿絵が猛烈に可愛いくて私の中でのまどか株がまた上昇したのは言うまでもありません(笑) さて、文庫版で刊行されていたところまでやっと読み終わりました。10年前に完結しなかった物語があと2巻でとうとう完結すると思うと感慨深いものがあります。長かった、、ホントに長かったよ。 ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ...

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】9 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 9巻 完全版9巻は文庫版の「銀のカレイドスコープ」(WAVE:11)と「伝説のダイナスティ」と「触発のチェンジリング」(15〜21up)と新作短編(WAVE UNKNOWN:8)となっています。前巻に続き3巻分を1冊にまとめてますね、文庫版を10巻に収めるために無理してる気がします(笑) 目次見てもらえばわかると思いますがoptの短編が多いです。15〜21まで7話もあるし。そして読んでもらえばわかると思いますが短編の話は本編にほとんど関係ないです。特に小さな姫様の話とか、物語終盤に差し掛かったこのタイミングでこの話いる?みたいな。 文庫版が発売されていた当時リアルタイムで読んでましたが、終盤から一向に話が進まずイライラしていたのを思い出しました(笑) で、本編のWAVE:11ですが、WAVE:8から続いてきたスターゲージ絡みの話がやっと一段落した、といったところですね。結局スターゲージは単なる転送装置ではなく究極観測者となるべく者を探していてそれが洋子だった、ということでしょうか。なぜ洋子をオールドタイマーと等価とみなしたのかは謎のままですけれども。 何度か同じことを書いてますが、やっぱりハルヒとかぶりますね(笑)。まぁ、ハルヒは自分が万能の存在になれるということを自覚しておらず、洋子はそれを告げられるという違いはありますがー。 ところで、ゼンガーの爺さんが一時も離さず大事に握りしめてた金玉が何の役にも立たなかったんですが、この先どうなるんでしょうね。まだ一応なくなっておらず爺さんが握ったままで終わった金玉の今後の活躍に期待です。 ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ヤマモト・ヨーコ 完全版11 ヤマモト・ヨーコ 完全版12

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】8 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 8巻 完全版8巻は文庫版の「金色のバニシング」(WAVE:10)と「渚のスナイパー」(11,12up)と「夏のチェイサー」(13,14up)と新作短編(WAVE UNKNOWN:7)となっています。3巻分を1冊にまとめてるんで結構なボリュームになってますね。私はkindleで買ってますが、本を買っている人は結構な厚みになってるんじゃないでしょうか、この巻。 WAVE:10はダンディライオン編の名残りの話です。このWAVE:8からのダンディライオン絡みの話は終盤に向けて伏線を張ってる状態なんでしょうね。カレイドスコープというキーワードが出てきましたがこれが何なのかがわかるのはもう少し先みたいです。 本巻で新ライバルチームが勢揃いしましたが、キャラ的にはきっとフェイズ3への踏み台としての役割しかないと思われるのであまり興味がわかないなぁ(笑)。ただ、12upの光の話、というかまどかの話はよかったですね。これまでの物語の中で過去の何かを背負ってるような書き方をされてるのはまどかとレッドスナッパーズ(とマーカス)しかいなかったんで期待してましたが、内容的にはベタでシンプルなものの熱く切ない話で若干涙が出そうになりました。おちゃらけてるか悪巧みしかしてないオットーが普段見せない顔を見せるところも話しの締めとして秀逸ですね。 この巻では終始マーカスが裏でこそこそやってますね。初登場はoptにもかかわらず本編でもいつのまにやら重要なポジションに成り上がってきて、これからレッドスナッパーズとロゼについて絡んでくるんだと思いますが、、。今までの布石的にこの絡みは真面目な話になるはずですが、レッドスナッパーズとマーカスでシリアスな話を展開するイメージが全くわかない(笑) ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ヤマモト・ヨーコ 完全版11 ヤマモト・ヨーコ 完全版12

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】7 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 7巻 完全版7巻は文庫版の「籠の中のダンディライオン」(WAVE:9 後編)と「紅のチャレンジャー」(9,10up)と新作短編(WAVE UNKNOWN:6)となっています。 WAVE:9は前巻の続きです。今までの戦闘は建前上TERRA対NESSという図式でしたが、一時的なものであるとしてもTERRA&NESS対オールドタイマーに変わるという未来の歴史の中でも重要な節目になるに違いないイベントだったんですが、ゼンガーの爺さんの悪巧みが炸裂してあらぬ方向に、、、という話です。 読み終わって振り返ってみると、ダンディライオンは何を目的としてたのかという謎は全く解き明かされないし、NESSが内部で混乱しただけで本編的には話がほとんど進展してないということに気付きます(笑)ただ、中盤山場のWAVE:7に匹敵する面白さだったと思います。 9upでは新ライバルチームの1人目が登場します。この先あと3人登場するんですが、確か文庫版を読んだ記憶の限りでは新ライバルチームは本編に絡んでこないんですよね。完全版のラストで見せ場はあるのかってところは少し気になるところです。オットーの肝入りですし。 さて、この巻ではロートが地味に凄さを発揮してます。武道の達人綾乃に気取られることなく背後から接近するわ、WASCOのコンピュータにハッキングしてウイルスを仕込むわ。だんだんなんでもアリのキャラになってきましたね(笑) ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ヤマモト・ヨーコ 完全版11 ヤマモト・ヨーコ 完全版12

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】6 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 6巻 完全版6巻は文庫版の「宇宙一杯のバレンタイン」(7,8up, EXTENDED)と「ひとりぼっちのダンディライオン」(WAVE:9 前編)と新作短編(WAVE UNKNOWN:5)となっています。 WAVE:9はWAVE:8で出てきたダンディライオンの続きの話です。物語後半でフリーガーが再び現れたダンディライオンに相対するところからラストまでの息もつかせぬ展開は熱いものがあります。次巻が後編のようなので続きに期待。 UNKNOWN:5ですが、今までのUNKNOWNは本編の延長線上にある話や、本編を補足する話という感じだったんですが、この話は登場人物の普段見れない姿を描くとゆー感じでなかなか新鮮味がありました。いつもは凛々しいリオン提督の意外な一面が見れます。こういう感じの話を別のキャラでもやってもらいたいですね。シルヴィーのかわいい一面とかロートの真面目な一面とか。。。ないか(笑) EXTENDEDはヤマモト・ヨーコの中でもかなり異質な内容になっています。というのも、いつものドンパチもなくお笑いネタもほとんどなく戦争で人は死なないという作品通しての設定にもかかわらず死を描いてるんで。読後はちょっとセンチな気分になるんじゃないでしょうか。あと、これを読んだ後にWAVE:5の桜環のラストを読むとちょっと見方が変わりますね。 ついでに、この話で私の中でのまどか株が急上昇です。輪の空気を盛り上げるムードメーカー的な動きもできるし、そういえば戦闘では少しドジっ子入ってるし、さらに思い返してみればまどかが誕生日プレゼントをもらった時(WAVE:6)のリアクションも中々可愛らしいし。趣味趣向が今で言う腐女子に相当するってとこが欠点といば欠点ですかね(笑) ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ヤマモト・ヨーコ 完全版11 ヤマモト・ヨーコ 完全版12

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】5 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 5巻 完全版5巻は、文庫版の「聖夜のユグドシラル」(5,6up)と「雲の上のファウンテン」(WAVE:8)、新作短編(WAVE UNKNOWN:4)となっています。ちなみに文庫版でユグドシラルと表記されて発売されましたが正解はユグドラシルだそうで、完全版では修正されています。 WAVE UNKNOWN:4は時系列的に6upとWAVE:8の間の話でした。メイド喫茶が流行る前となっているので、完全版での描き下ろしも文庫版発売当初の時代設定に合わせているみたいですね。オットーがちょろちょろしてますが本格的に登場してくるのは次のoptくらいからだったかな? WAVE:8はWAVE:7の戦後処理的な話になっています。といってもテンツァーの処理は完全には終わりませんでしたが。綾乃がなぁ〜、以前自分の判断ミスで周りの人が危険にさらされたにも関わらず今回のずるずる引きずってる感じは若干鬱陶しいものがあります(笑)。最後まで天然おっとりキャラで通して欲しかったなぁ。 完全版4巻で一山越えたこともあって全体的にのほほんとした話になってますね。最後にゼンガーの爺さんが悪巧みしてそうな前振りがあったので、次巻からの話の展開に期待しましょう。 そういえば、文庫版には必ず巻末に登場人物が搭乗している機体の説明と挿絵があったのを思い出しました。完全版にも残しておいて欲しかったですね ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ヤマモト・ヨーコ 完全版11 ヤマモト・ヨーコ 完全版12

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】4 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 4巻 完全版4巻は文庫版の「時計仕掛けのラビリンス」(WAVE:7 後編)と「寂しがりやのブロッサム」(3,4up)と新作短編(WAVE UNKNOWN:3)となっています。 WAVE:7は物語中盤の山場らしく、さすがに読ませる内容となっています。話は洋子を中心に進んでいくんですが、他のキャラもいい味だしてますね。読んでておぉっ!?と思ったのをちょっと紹介。 まずはローソン対フリーガーの舌戦。普段はただの天然系技術屋っぽい感じですが、フリーガーと対等に渡り合えるくらい頭も切れるという一面を見せるとこはなかなか熱いですね。 そして亡命してからいいとこなかったシルヴィー。計画は成功するも自責の念でまるで抜け殻のように。かろうじて憎しみで保っていたプライドが父親の言葉で崩れ落ちるシーンは目頭が熱くなるものがありました。WAVE:7前半で「本当に必要な時にならないと、それがいかに重要なのかわからないものがあるのよ」と父親を責めるようなことを言ってましたが、自分もそうだったということには気付けたんでしょうかね。 あとは、3番ライト松井。唐突に出てきたんで電車で読んでて吹いたんですが、これで笑えるのは昭和生まれまでじゃない? WAVE UNKNOWNの方は0〜3まででチームメンバーとライバルチームのそれぞれに焦点を当てた話が終わりましたね。ということをあとがきを読んで気付きました(笑)。内容が本編にほとんど絡まないんでさらっと流し読みしてましたわ。次巻で誰の話を書くのかはちょっと気になります。順当なところだとローソンかフリーガーかな。 3upは文化祭当日の話です。洋子は運動神経いいので野球やらバスケやらあっちこっちにひっぱりだこですが、他にも怪我人の代役でバンド演奏して演劇に出て、そして綾乃はコスプレ喫茶で紅葉は映画上映、、、。前も書いたけどやっぱハルヒとかぶりますね。文化祭なんてどこも同じようなことやるからネタがかぶるのはしょうがないのか。。。まあそれはさておき、3upはなぜ猫耳洋子の挿絵を入れなかったのかと問い詰めたい(笑) ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完...

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】3 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 3巻 完全版3巻は文庫版の「薔薇のストリーム」(1,2up)と「合わせ鏡のラビリンス」(WAVE:7 前編)と新作短編(WAVE UNKNOWN:2)となっています。 薔薇のストリームはシリーズの外伝でopt.シリーズと呼ばれてたもので、WAVEとして書かれている本編とは別のストーリーが綴られていきます。optの方はマスクかぶったキャラが出たり宇宙空間で薔薇飛ばしたりと本編よりも若干おちゃらけてるんですが、過去になにかあったような家族関係が示唆されていたりと、コメディーまっしぐらというわけではなさそうです。このまま本編と平行して進んでいくのかいずれ合流するのか気になるところ。 3巻は本編のWAVE:7ではロートがウサギになって綾乃と一悶着、UNKNOWN:2では綾乃がうさぎ(?)になってロートの窮地を救う、となぜかうさぎを絡めつつの綾乃&ロートが出てきます。まあ、うさぎ自体には深い意味はないんでしょうが、そんなことよりもロートは意外と巨乳だったんですね、うさぎの挿絵で気付きました。ロリ巨乳ですか、けしからんですね。 さて、WAVE:7は前後編となっていて後編は完全版の次の巻に収録されているようです。どうせなら1巻にまとめてほしかったんですが、シュライヒャーが2upで初登場してWAVE:7にも出てくる関係上、出版した時系列順に収録せざるを得なかったんでしょうね。ちと残念。 ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ヤマモト・ヨーコ 完全版11 ヤマモト・ヨーコ 完全版12

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】2 を読んで。

前回 の続きです。 ヤマモト・ヨーコ 2巻 完全版2巻は、文庫版の「桜月夜のシンデレラ」(WAVE:5)と「さいはてのメリーゴランド」(WAVE:6)と新作短編(WAVE UNKNOWN:1)を収録してます。 2巻のお気に入りはWAVE:5,6での洋子の小悪魔っぷり。「気の強い女の子は嫌いですか?」とか「……じゃあ、また踊ってくれる?」などと男を振り回すあたりはまさにツンデレ。文庫版が発売されたのが1994年みたいなので、当時ツンデレという言葉すらなかったときにこの表現をしていた作者は偉大ですね。 1巻読んだ時にも思ったのですが、洋子の画も性格も涼宮ハルヒとかぶってると思うのは私だけ?順番で言うと洋子の方が先ですが。とりあえず、本読んでる時はハルヒの声が脳内再生されてます。 翻って不憫なのはTERRA側エースとして登場したシルヴィー。最新鋭艦を手に入れるも岩塊に衝突してKO、津波に巻き込まれてKOと、まともに戦うことすらできず全くいいところありません。テンツァーも小物臭がぷんぷんするし、エースからネタキャラへの道まっしぐらでございます。 この巻から超古代文明オールドタイマーに現実味を持たせ始めましたね。得体の知れないものが外宇宙にいるorやってくるというのをどう書いていくのかこの先も楽しみです。 ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ヤマモト・ヨーコ 完全版11 ヤマモト・ヨーコ 完全版12

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】1 を読んで。

というわけで 、買ってしまいました。10年以上前に読んだ話なので、完結編だけ読んでも思い出せないだろうということで1巻から順に買っていくことに。 ヤマモト・ヨーコ 1巻 作品の概要は、女子高生が1000年先の未来から宇宙戦艦のパイロットとしてスカウトされて、未来の敵対する勢力と戦ったりするというお話です。やってることは戦争なんですが、「人の死なない戦争」という設定のおかげでシリアスになりすぎずさらっと読めるのがこの本のいいところですね。 完全版1巻は、文庫版の「ゲットレディ!」(WAVE:1,2)、「自由落下のクリスマスキャロル」(WAVE:3,4)と新作短編(WAVE UNKNOWN:0)をまとめたもので、冒頭の「体験版使用上の注意」は「ゲットレディ!」冒頭の「取扱説明書」を今の時代に合わせて書きなおしたもの、その次に書かれている新作短編の「WAVE UNKNOWN:0」は作品の主要キャラがお決まりのドンパチをやらかす、という内容です。 UNKNOWN:0は昔本作読んでた人向けに書いたんでしょうね、あーこんな雰囲気だったな~とニヤニヤしながら読みました。懐かしい。 逆に完全版で初めて読む人にとっては、キャラ説明もそこそこに登場人物がわらわら出てきて戦闘始めるUNKNOWN:0は話半分くらい意味不明でしょうねきっと。「WAVE:1〜4」がそれぞれ洋子、まどか、綾乃、紅葉の初登場&洋子以外の初出撃の話でライバルチームも出てくるんで、UNKNOWN:0は無理して読まなくてもいいと思います(笑)というか、この作品出版当時のゲームネタがふんだんに盛り込まれてるんで、今の世代の人が読んでもネタがほとんどわからんだろうな。メガドライブとか知ってる若い人なんているのかしら。 1巻のお気に入りは、WAVE:4でレーザーフリントの使い方に洋子が別の解釈を加えるところでした。だからクリスマスという設定にしたのかぁ〜と納得させられるところですね。 ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ...

ヤマモト・ヨーコが再販されてたんですね。

本屋なんてほとんど行くことはなくなったんですが、先日微妙に時間が空いたんでふと本屋に入ったら懐かしいものを見つけてしまいました。 ヤマモト・ヨーコ 新装版として再販されてたんですね、知らなんだ。ラノベは学生の頃にこれとスレイヤーズとオーフェンというメジャーどころだけ読んでたんですが、ヤマモト・ヨーコだけはもうすぐ最終巻という告知だけしておいて結局完結しなかったんですよね、このやろー。 新装版は昔の本編とoptを複数話まとめて全12巻としてだしてるようで、文庫本といいつつやたら分厚いものもあるなー、などと思いながらパラパラめくってみると見覚えのない話が、、、。 新装版11巻 新装版12巻 11巻と12巻が昔出なかった完結編ということみたいです。最後に読んだのが2000年くらいなんで10年以上経ってやっと完結したということらしい。ちょっと感激。 新装版は文庫本だと1冊1000円くらいするんで買う気にならないんですが、kindle版だとだいたい半額で買えるみたいなんで、大人買いして読みなおしてみようかな。 - 追記 - 買っちゃいました。 ヤマモト・ヨーコ 完全版1 ヤマモト・ヨーコ 完全版2 ヤマモト・ヨーコ 完全版3 ヤマモト・ヨーコ 完全版4 ヤマモト・ヨーコ 完全版5 ヤマモト・ヨーコ 完全版6 ヤマモト・ヨーコ 完全版7 ヤマモト・ヨーコ 完全版8 ヤマモト・ヨーコ 完全版9 ヤマモト・ヨーコ 完全版10 ヤマモト・ヨーコ 完全版11 ヤマモト・ヨーコ 完全版12